ノーベル物理学賞
イグ・ノーベル賞の話題でネットがへんに盛り上がったと思ったら
こんどは3人の日本人が本物のノーベル物理学賞を受賞しました。
南部陽一郎・益川敏英・小林誠 の3人ですから
むしろとっくに受賞していてもいいような顔ぶれで
何でいまさら って感じもしますね
トップクォークが発見されてからもう13年
理論そのものはもう30年以上前に書かれたものです。
歴史に残るような研究というのはその人の生きているうちは評価されない
ということも多いことを考えると
生きているうちに受賞できて良かったのかもしれません
かつてギリシャ時代にデモクリトスが
これ以上分割できない究極の粒子として 原子 というものを考え
それが発見されたのが20世紀に入ってから
さらに 原子 は 陽子 中性子 電子からなることがわかり
陽子は2つのアップクォークと1つのダウンクォーク
中性子は1つのアップクォークと2つのダウンクォーク
というように 究極の粒子 はどんどん小さくなって
ものに質量があり、世界に物質が存在するのはどうしてか という
万物の根源に対する追求の1つとして
対称性の自発的な破れ というものが提案されたのが1960年代
それからすでに半世紀が経過して ようやく時代や実験が追いついてきたところなのでしょう